Dev Hangout Deep Dive 要約 – Multiplayer & Instancing マルチプレイとインスタンス

ソース動画
https://www.youtube.com/watch?v=J_JBm5zR4lo

SotA一周年を記念して、3月31日から4月7日まで連日開発メンバーによるハングアウトが放送されています。
それぞれの回にテーマが設定され、今回はマルチプレイとインスタンス(個々のマップエリア)のシステムが焦点となっています。
Deep Diveと銘打っているだけあって深くゲームの仕様を掘り下げており、本タイトルに注目しているユーザー諸氏には非常に見応えのある内容となっています。
今回も文字起こしではなく、動画から要約文を作成しています。
誤訳・聞き取りミス等多々あるかもしれませんが御容赦下さい。

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・Electonic Artsは当初、UOは売れても30000ユニット程度の販売数になると見込んでいたので、ひとつだけのサーバーで運営しようと思っていた。しかし、ベータテストの時点で予想以上のプレイヤー数が参加してくれたため、いわゆる"シャード"を作って、プレイヤーをそれぞれのサーバーに納めることにした。

・仮想世界のリアリティを感じてもらうために、ひとつのサーバ(=ひとつだけの仮想世界)での運営が理想だと思っている。

・もし大量のプレイヤーをひとつのサーバーに納めるとなると、マップが広大になりすぎてマップ内のコンテンツの密度が相対的に薄くなってしまう。
そこで、複数のサーバーを用意するのではなく、1つのマスターサーバーの下にインスタンスの複数のコピーを用意する方式を採用する。

・あるインスタンスの収納人数が限界になるとコピーインスタンスが作られ、そこに新しく入ったプレイヤーが収納される。しかし、元のマップもコピーマップも、中にあるプレイヤーハウスやプレイヤーベンダーのデータはシンクロしているので、どちらかのマップで変化がおこれば(アイテムが売り切れになるなど)その変化が両方のインスタンスに反映される。

・現在の構想では、1アカウント1キャラクター制を採用する予定になっている。これはニューブリタニアであなたの唯一の分身(=Avatar)をそのままプレイしてもらいたいという思いがあるからだ。
たとえばあるキャラでは善人を、また別のキャラで悪人プレイを、といった遊び方ではなく、ゲーム内での業や行動の責任を、全てあなたの分身が背負っていくようなゲームプレイを推奨している。

・もちろん追加でアカウントを購入すれば別のキャラクターでもプレイが可能。

・インスタンスでは自分との関連性が深いプレイヤーが優先的にマッチするようになる。
Kindredやギルドメンバー > フレンド > 過去にパーティーを組んだことがあるプレイヤー、といった順番になるが、その他プライベートメッセージのやり取りや、トレードを行ったかといった要素も関連性のパラメータに反映される。

・パーティーメンバーのマッチングは最優先される。たとえインスタンスの人数が上限に達していても、パーティーメンバーが離ればなれになることはない。
もしラグやクラッシュによって回線が切れてしまっても、再接続すればパーティーのインスタンスに復帰することができる。

・Kindredや関連性の高いフレンドとは、非常に高い確率で同じインスタンスにマッチするだろう

・もしホスト役のコンピューターがクラッシュしてもマスターサーバー側で常にデータをキャッシュしているので、そのインスタンス内にいる誰かがキャッシュデータを引き継ぎ、ホスト役を継承することができる。
ホストがゲームからコネクションロストしても、ホスト役はすぐに接続しているプレイヤーの誰かが引き継ぐのでゲーム進行が中断してしまうことはない。
また、コネクションロストしてもしばらくはパーティーメンバーの属性が失われることはないので、再接続すればパーティーに復帰できる。

・エピソード1では船で自由に移動することはできないが、島間での定期船は利用できる。

・プレイヤー間の結婚や家族という概念もシステム的にサポートされる。Kindredという関係を結べば、家主でなくともプレイヤーハウス内で高いレベルで権限を行使することができる。

・ブロックリストに入れたプレイヤーと同じインスタンスにはマッチしない。

・ひとつのインスタンスに64人を収納した場合、ユーザーに要求される通信量は10KB/s程度になる。
つまり、64人までならばダイアルアップでも問題なくプレイできる。
ブロードバンド環境さえあれば、それ以上のプレイヤーが参加するインスタンスもプレイ可能。

インスタンスを分割して管理するのは、"ひとつの世界"の実現のほかに、様々な通信環境でもマルチプレイができるように配慮した結果。

・パーティー人数は最低でも8人以上が参加できるようになる。具体的に8という数字を出したのは、現実的なパーティー管理の人数であることと、またUltimaにおける徳の数や最大パーティーの人数だったから、という関連もある。

・劇場では観客が劇の進行をジャマできないような仕様を導入する。
また、オーナーとして劇場の使用権を買って入場券やバックステージパスの販売などを行い、オーナーやアクター達がそれでゲーム内でお金を稼ぐことができるような仕組みも作りたい。

・劇場やイベント会場の内部は別インスタンスとして扱い、多くの人数を収納できるようになるだろう。
プレイヤーイベント開催の場合にもPortalarium側がレンタルサーバを用意するが、この場合は開催側にゲーム内ゴールドなどのコストが課されるようになるだろう。

・マスターサーバーの所在地はアリゾナ。ここは災害が少なく非常に安全な土地です。

・プレイヤーが冒険した後のエリアは5~10分間ほど状態が保持される。インスタンスのリフレッシュは無人状態での時間経過が必要。

・インスタンスのリフレッシュ時に残っていたアイテムはゲームシステムの流通網へと乗り、NPCの店で売り出されたり、どこか別のインスタンスの宝箱に出現したりするかもしれません。

・プレイヤーはクラフトスキルよって白紙の本を作って、好きなようにテキストを打ち込んで本を作ることができる。
完成した本は"出版"することが可能。出版された本はゲームの流通網に乗り、世界各地のブックショップにあなたが書いた本が並ぶだろう。
本のコピーライトに関しては、題名と著者の情報が本に記載される形になる。
本の内容をコピーして第三者が勝手に出版することはできないが、しかし、第三者が既に出版された本の内容を手書きで一字一句写し取って、海賊版として出版することはできてしまうだろう。

・一度出版した本はリードオンリーとなるが、作者は誤字脱字の修正や追記などの改訂ができる。
作者が改訂を行うと、すでに流通してしまった本でも中身が改訂される。

・PvPフラグが立つとタイマーが作動し、一定時間シングルプレイオンラインやフレンドプレイオンラインモードへの切り替えができなくなる他、Non-PVPのパーティーへのJoinも不可能になる。
ギルドウォーなどの大規模な戦闘でも同様。
とにかく、オンラインモードの変更による戦線離脱はできないようにする。

1 件のコメント:

  1. 怒涛の更新お疲れ様です。
    R5で複数のスキルが実装され、やっとそれなりの戦闘が出来るようになったのは感慨深いです。
    まだスキルの動作が怪しい部分も非常に多いですが、早くも次のテストが楽しみになっています。

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